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Q&A

製品(購入検討・使い方)に関する質問

湿式ガスメータの材質について(A型とB型の違い)

A型(真鍮材)は、一般実験用で主に不活性ガスの測定用となります。
B型(SUS材)は、接ガス部がオールステンレス製で、活性ガスにも順応しております。


W-NK-1AとWS-1Aの違い

計量ドラムについて、W-NK型は金属製、WS型は樹脂製となります。
流速(回転性)を重視されるならW-NK型、超低圧供給でのご使用の場合は、WS型が適しております。


湿式ガスメータと乾式ガスメータの違いについて(精度、性能、ガス体による相性)

乾式ガスメータは、簡易測定向けとなっており、設置配管後、直ぐにランニング運転が可能です。
湿気ガスを嫌いますが、測定範囲が広い為、多様な計測が行えます。
またDC型は軽量なので携帯してお使いいただく事も可能です。
湿式ガスメータは、高精度測定向けとなっており、再現性に優れております。


電源は必要ですか

湿式ガスメータ・乾式ガスメータ共にガス供給圧(ガス入口と出口の差圧)で始動する為、基本動作には電源は必要ありません。


湿式ガスメータの封液における水とオイルの選択について

オイルは水と比較して蒸発(揮発)が少ない為、長期間の計測においても封液交換や補充がほとんど要りません。
但し測定ガスとの相性により、水封式をお勧めする事があります。(特に炭化水素系ガス等水溶性ガス)
短期間の計測やご使用頻度が少ない場合は、水封式でも充分に計測可能です。(封液がオイルの場合は基本的に排液の必要はありません)


純水や硬水の使用について

封液には水道水を使用して下さい。
純水やイオン交換水は、電食により発錆しますのでお勧め致しません。


未使用期間が長い場合の再使用について

長期保管される場合、湿式・乾式に関わらず計測後は必ずエアーにてパージを行いメータ内に計測ガスが残存しないようにして下さい。
湿式ガスメータは、必ず排液を行い、内部を十分に乾燥させてから保管して下さい。(封液がオイルの場合は基本的に排液の必要はございません。)


偏差並びに温度、圧力補正は、必ず必要ですか?

一定期間の変動を計測するのであれば、温度や圧力の影響を考慮してください。
反応実験など一時的な計測では、厳密な温度・圧力を管理する必要はありませんが、計測環境データとして計測される事をお勧め致します。
気体は温度1℃で0.366%,圧力100Paで0.1%の体積変化が見られます。計測結果の影響度合いにより補正を行って下さい。


現在使用しているパルス出力が、0.01L/P なのですが、さらに細かくできませんか?

W-NK-0.5型,W-NK-1型及びDC-1型、DC-2型の4機種においては、0.001L/Pまでオプション対応が可能です。
その他につきましては、特殊仕様となりますので弊社までご相談下さい。


乾式メーターの針の動きがカクカクしてますが、故障ですか?

ダイヤフラムの往復運動により計測している為、切換ポイントでは動きがスムーズに見えない事がありますが故障ではありません。
特に低流量の場合は顕著に見られますが、故障ではありません。


湿式メーターを動作(流量測定)している時に液面が上下しますが、何故ですか。

ガス供給圧力の影響により多少の液位上下は見られますが、変動が大きい場合はガスの流速が一定でない為に脈動が発生しております。
サージタンク(クッションタンク)等を用いて、脈動を安定させて下さい。
また、計測時に液位が低下している現象は、圧力の影響であり故障ではありません。


湿式メーターの針の動きが1回転中に4ヶ所程度ゆっくり動くのですが、故障ですか?

計量室が4分割構造なので、切り変わる際に回転性が微妙に変化します。


メーター機能が正常かどうかの判断をするにはどうすれば良いですか?

まず配管接続部やプラグ等の緩みが無いか、漏洩確認を実施して下さい。
マノメータ付属モデルであれば、マノメータを使用して漏れ検査を実施して下さい。
※検査方法は、各取扱説明書に記載してございます。
また、各機種の流量範囲に対する圧力損失を確認して下さい。(仕様は各製品ページにて確認して下さい。)
上記に当てはまらず、異常が疑われる場合は、弊社までご相談下さい。


乾式を購入後、しばらくしてから使用開始したら計測結果にバラツキがありました、新品交換出来ますか?

全ての製品は弊社の出荷基準に基づいて厳しく検査され出荷されておりますので、外的要素に起因している可能性も有ります。
まずは空転(ランニング運転)を多めに行って下さい。
それでも状況が改善しない場合、接続(配管)状況などをご連絡頂ければ的確なアドバイスをさせて頂きます。


メーターを動作したらマノメーターの水が吹き出てしまいます、どうすれば良いですか?

付属のマノメータは、1kPaもしくは1.8kPaが最大圧力となっておりますので、その範囲内の圧力にてお使い下さい。
付属マノメータの許容範囲を超える圧力の場合は、3.6kPa連通管マノメータ又は圧力センサをご用意下さい。(オプションにて承ります)


DSメーターの設置でのバイパスラインは、必要ですか?

急激な加圧によるメータの損傷を防ぐ目的や修理・校正及び点検等の際にラインを止める事無く、メータの取り外しや設置が可能となりますので、 バイパスライン を設ける事をお勧め致します。


配管(口径)を細くしたい

口径を絞ることにより特性及び機能が変化しますので、できるだけ標準仕様にてご使用下さい。
やむを得ず変更をご希望の際は、各種ご用意がございますので弊社営業までお問い合わせ下さい。
※場合によってはご希望に添えない場合もございます


バブラーって何ですか?

水封式メーターにおける液面の変化を抑える加湿ユニットです。
バブラーをご使用になることで、水封式での液面管理が容易になります。


メーターを動作(流量供給)をする時の注意点は、なんですか?

圧力を一気にかけないよう、ガスの供給元を徐々にバルブで開栓して下さい。
また、出口側が閉塞されていないことを確認して下さい。


WS/DCメーターに内蔵されているデジタル温度計の精度は、どの位ですか?

±1.0℃となっております。


基準器メータ、校正用メータの違いを教えて下さい。

基準器メータ:指定製造事業者のみ所有が認められており、計量法で2年に一度、検定所での受検が義務づけられています。
校正用メータ:社内校正マスタ用として基準器メータに準拠して製作したメータです。(基準器検定は受検できません。)


NK2.5やNT25Lの目盛板が違う容量の表記となっていますが、間違いですか?

NK2.5とNT25型は、指針1回転に対してドラムが2回転します。


カウンタのアナログ出力を変更したいのですが。

0-5V/1-5Vは、ユーザー様にて内部設定を変更する事で可能です。その他の変更については、弊社まで返却して頂く必要がございます。


防爆仕様のメータを購入予定ですが、周辺機器の取り扱いは何がありますか。

防爆カプラ(バリア)は必ず一緒にご購入して頂きます。その他には防爆端子箱のご用意がございますが防爆エリア内の防爆端子箱~非防爆エリアに設置する防爆カプラ(バリア)間のケーブル及びカプラの電源は付属されませんので各自でご用意していただく事となります。


W-NK型を使用しています。吸引すると回転しますが、入り口からガスを流すと回転しません。

マノメーターが開放されているかもしくは棒状温度計部からの漏れが考えられます。再度、リークチェックを行ってください。


リセット機能付メータが欲しいのですが、手持ちのメータに付ける事は可能ですか。

可能です。修理や校正時に同時に行う事も可能ですのでご検討ください。


湿式ガスメータは、どの位封液を入れたらいいですか。

液面計(正面向かって右側)の中にある指針の先端に液面の高さを合わせてください。


脈動があります。緩和させるにはどうしたら良いですか。

メータの入口の手前にサージタンク等、ガス流路にクッションとなるような装置を設けてください。


補正を行う為には、ガス温と液温はどちらを採用すれば良いですか。

できるだけ温度を合わせて頂くのが理想ですが、温度差がある場合は出口側のガス温を用いて補正を行ってください。


ガス種による測定誤差はありますか。

密度や比重に関係なく、通過ガスの実体積を計量する機器ですので、ガス種に関する考慮は必要ございません。