湿式ガスメータ
湿式ガスメータ
湿式ガスメータ原理・構造図
入口から入ったガスは、液面上部から3~4室に分かれた計量室をそれぞれ満たし、 スパイラル(渦巻状)ドラムを介し、微小のガスもリークすることなく、吹込み管から出口へと流れます。 この一連の繰り返しによるドラム軸の回転運動が、メカカウンタに伝導されアナログ指針と積算流量値を指示します。
湿式ガスメータの特徴
水またはオイル等の液体でシールされたドラムを計量エレメントとする実量式積算流量計ですので、 比重・粘度に影響されずほとんどのガス体を計量できます。気体の流路においてリークする事のない構造になっているため、 微少流量でも必ず計量し再現性が高い等、優れた特徴をもつ。
校正用湿式ガスメータ
■計量法改正に伴い、基準器(計量器製造事業所のみ使用)に代わる校正用湿式ガスメータを、シナガワが確立しました。
■当社の乾式(DC型)・湿式(W-NK型)ガスメータを大気(濃度)測定にご使用されている環境計量証明事業所では、
「計量機器の維持管理」のため湿式校正用ガスメータをマスターに、社内でガスメータの校正・比較検査ができます。
■社内の流量計の基準として、他の流量計と比較検査・校正ができるのは、シナガワの校正用湿式ガスメータだけです。
検定用・基準器
この基準湿式ガスメータは、長年の経験と実績を有する実測式積算流量計です。
国立研究開発法人産業総合研究所にて基準器検定を受検し、主に家庭用ガスメータの検定用基準器、その他工業用流量計の校正用基準器として使用されております。全測定範囲にわたり安定した精度に加え、圧力損失が低く、堅牢な構造を有しており、その優れた性能と容易な取り扱いは高く評価されています。
※本器の所持は、届出(製造・修理)事業者、指定製造事業者、指定機関のみ許可されています。
製品カタログ